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コクリコ坂から

父上から映画の券をもらったため、久しぶりに映画に行ってきました。

「コクリコ坂から」


前作「ゲド戦記」ではあまり評判が芳しくなかった、宮崎吾郎氏監督作品。
ゲドはいたるところで酷評されているのを見ましたが、個人的にはそんなに嫌いじゃなかったんですよね。まあ、言葉足らずなところや、特に後半とかちょっと展開速いし意味わからんてな部分はあったけど。


「コクリコ」なんて耳慣れない言葉と、ポスターの女の子の衣装、雰囲気から、異国(ファンタジー)の物語かと思いきや、少し前の日本が舞台とのこと。ジブリの中では、「おもひでぽろぽろ」が比較対象となるのだろうか。感想をぽちぽち見ていると、よくその作品名を目にする。
おもひで~の方では、主人公の回想シーンにおける時代背景的には、確かに近いのだろう。
もっとも、扱っているテーマが全く違うように思うので、何とも言えない。


このお話はとてもシンプルであり、王道。だからこそ安心して見られるし、素直に面白いと思った。
盛り上がりどころもしっかりあり、ハッピーな終焉は見ていてやはり心地よい余韻が残る。とても爽やかだ。
自分は結構、好きですね。

宮崎駿氏の、最近の作品(ハウルとか千と千尋とか…)よりは、個人的には好きです。
それは、一つに、お話に様々な要素を詰め込みすぎないシンプルさだろう。
そしてもう一つ、登場人物達の思いが、ストレートに伝わってくるからだと思う。


この物語には、2つの大きなお話がある。
一つは、少女と少年の恋。
そして一つは、カルチェラタン解体への反対運動という、一つの目標へ向けてみんなで力を合わせること。


主人公の海ちゃんは、父親がいない女の子。母親は仕事で多忙であり、一人で自分の家である下宿を切り盛りしている。朝早くから一人起き出して、身支度を整え、朝食の準備。父親の遺影に水と花を備え、毎朝掲げる旗は、誰のためか…。
よどみなく、淡々と繰り返されているであろう日常が、この場面からだけでもよく伝わってくる。

そんな海ちゃんがとても健気で可愛らしいんだ。

下宿人達も、皆楽しげなキャラばかり。
とぼけた画家(のたまご?)、酒飲みの派手な姐さん、医学生…などなど。
みんな女の人ばっかりだけど、一番年下と思われる(海ちゃんの妹が正確には一番下だけど)彼女が、学校行く前にキッチリ朝食用意してる姿は感動モノだよ…エライ!!

やがて、学校でカルチェラタン解体の抗議運動を行う、新聞部の少年と出会うわけだ。

この2人のカンジも、実に可愛らしいというか…甘酸っぱくてよろしいですね。


「カルチェラタン」というのは、古の美しい建物。文化系サークル棟として使われていて、ホコリだらけのゴミだらけの、男子学生ひしめくナンとも怪しげな建物なんだけど、それがとても楽しげなんだよね。
そんな建物が取り壊されるというのだから、カルチェの住人達は猛反対。学校側と真っ向対立しているわけです。


学生運動とか、過去の、学生がまだまだ熱い思い…夢とか、希望とか、信念とか、そういうものを十分に抱いていた時代。
今はそうじゃない、ってわけじゃないけど…だいたい自分だって2、3年くらい前まで学生でしたけど、大学全入時代となった今、どれだけの人が目標を持って、日々生活をしているのだろうか。学生である、目的は何か?明確な答えのある人は、案外少ないように見える。
そして、そんな意識の背景には、暗く重たいものが所以しているようにも見える。不景気だ円高だ震災だ…と、就職状況も苦しい今、「コレのために学ぶのだ」という、夢を抱くのも難しいような気がしてしまう。

この作品に描かれているのは、東京オリンピック前…すなわち、高度経済成長期。
当時のことは勉強不足でよくしらないんだけど、世相が上向きだったから、人の心も自然とそうだったんじゃないかなあと思います。
まさに、「古きよき時代」っつーやつだろうね。
現代が失ってしまった、‘熱’のようなものが感じられる時代。


カルチェを守ろうという動きに海ちゃんが加わり、次第に多くの女生徒をも巻き込んで、一大運動となる。
わいわい掃除する様はスゴク楽しげ~。学生よいねえ。
これらの運動に動かされ、生徒の殆どがカルチェ存続に賛同し、やがて学校を司る、大人を動かす…。
こうして一つのコトに、皆で目標持って進めるのは、羨ましくも思えます。


カルチェラタンをめぐるシーンを見ていて、真っ先に思い出したのは、この作品。

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旧制高校のトンデモ話は、今となっちゃ「ホントかよ!?」と思うけど、あんまりにも奇人変人、トンデモ過ぎて、返って面白そうだな~と思う。当時をチョット羨ましく思ってしまう。面白本ですよ。

この辺の本を読むと、なんとなくこの物語で起きている紛争について、雰囲気を理解できそうな気がするなあと思います。
カルチェラタンの住人は、この本に出てくる人たちに似ている気がするのですよ。
イカツイ顔で哲学を朗々と語る男子生徒とかね。


しかし、海ちゃん、俊くんが「兄妹かもしれない」…というのは、若干中途半端な気がする。

いや、コレがなきゃ波乱も無いしほんっと、平坦なお話で、ラストのちょっと泣けそうな、盛り上がりシーンもないわけですが、何だかとってつけたような感じがしなくもない。
話の重要な要素の一つであるとは思うけど、こいう泥沼になりそうな設定が、自分はあまり好きではないからかしら。
ラストも、そういうことでいいんだかダメなんだか、ハッキリしていないといえば、いないんですよね。

まあ、私は素直に、兄妹じゃなかったんだと思っていますが。


俊くんの友人、生徒会長の眼鏡キャラは、あれ個人的に良い眼鏡だと思いますがどうですか。
しゅっとスマートに、紳士な眼鏡。桜蘭高校~の鏡夜せんぱいをもっと優しくマトモにしたような(変な例えだな)。ボランティィィアとか、突然校歌唄いだしたりとか(笑)ネタ的にもいいような気がするよ。

まあ、私は眼鏡属性じゃあないんですけどね。



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その後のアリス

5日、レディースデーなので一人で観て来ました。『アリス イン ワンダーランド』

珍しく自分から、二人友人を誘ってみたんですが、どっちも振られてしまってね…
いや、初めから一人で行く気だったのですが、せっかくなら声掛けてみようかな…と誘ってはみたものの。
一人のが気楽でいいんだけども。基本的に私は単独行動派ですから…昔から女の子同士のグループ(?)ってのにも属した事ないしね。


何で見に行ったかと言えば、アリスモチーフなものって可愛いよなあと思うのと、3Dって見たこと無いから気になるのと、ファンタジーの世界に浸ってみたいと思ったからなんですが。…実は、アリスの原作を読んだことが無いのです;
それに、ジョニー・デップ氏が好きなわけでもないし、ティム・バートン氏のファンでもないのです。両人ともよく知らないのよね。

連休とあって、混んではいましたがぎゅうぎゅうって程でもなかったです。
ただ、両隣が小さい子連れたお母さんだったので、話し声が気になった…!小声でも喋らないでよう。ポップコーンのボリボリ言う音も気になるんじゃ…子供だからしょーが無いのかもしれないけども。


映画はまあ、雰囲気は楽しめました。
キャラクターはみんな、絵本に出てくるように可愛らしくて綺麗で、良かったです。
アリス役の子が可愛かった。甘甘な可愛らしさじゃなくて、凛々しくてさっぱりしてるのがよい。青色が似合う~
白の女王は仕草からして浮世離れしていてよかったです。目大きい~口も大きい~
マッドハッターの色彩感覚が凄い。強烈だけど、いかにも「いかれ」帽子屋。外見はマッドだけど、一番しっかりとマトモに働いてましたよね。今回最大の功労者でしょ。
しかしジョニー・デップも目がでかいな。

しかし話の内容はね~。
結構あっさりしてますね。
赤の女王の悲哀は何にも救われずに、悪として白の女王に成敗される。私は、赤の女王の心情が気にかかって、どうにも、めでたしめでたしとは思われないんです。
珍奇な風貌なために、親からも誰からも愛されなかった女王だけど、結局、最期まで誰にも愛されないという結果になってしまうのだから…。
いかに暴君とは言え、それはどうなんだと。

しかし、こんな難しいこた考えずに、勧善懲悪、アリスの成長物語として、ただただ物語の顛末を楽しめばいいんでしょうけどね…。うむ。


ウサギの穴に落ちる場面が、ディズニーランドみたいで面白かった!(笑)
3Dの醍醐味だろうね~。ちょっと気持ち悪くなりそうだったもんね。ケムリのもくもくした感じもリアルだったな。
チェシャ猫がふわふわで可愛かった!どうでもいいがチェシャって言いずらい。


しかし、白の女王に芸能人使うのは止めて欲しかった。映画の吹替でも、アニメでも、やっぱり本職(声優)にやって欲しいんだよね…どうにも演技の不自然さが気になって、話に集中できん。
そういう私は、声優好きでもありますからー最近のその界隈の事情には詳しくないけどね!
赤の女王はさすがの朴さん。平田さんは相変わらずジョニーですか。

バタフライ

『エム・バタフライ』を観てみた。


何でかと言えば、またまた映画の『覇王別姫』で調べていると、関連の映画でよく目にしていたからなんですが。




嫌いじゃないですけどね。こういうのは。
いくらなんでも、子供ができるような深い中になってるのに、それでも男だって気付かない、なんて。あるのかね。
これが実話をもとにされてるってんだから、凄いなと思うんですよね。
それだけ、フランス人外交官の男は、彼女(彼)に盲目だったってことなんでしょうか。“彼女”が大切で、心から惹かれていて、だから“彼女”の言葉を守って最後まで大切な部分はふれなかったと。

謎な部分が多いだけ、一層魅力的に写って惹かれてしまったのかな。
東洋人だし、彼女自身に色々秘密にしなきゃいかん理由があったからこそ、余計に謎めいて見えたのか。
それと、外交官の彼の見た、“彼女”の演じる『蝶々婦人』の劇。そこに描かれた、慎み深い「マダムバタフライ」の像が“彼女”の像とぴったりと重なってしまって、彼の中にとても魅惑的で理想的な‘バタフライ’を作り上げてしまった…。
そして、最期までその理想の“彼女”を思い、慕い続けてゆく。なんとも悲しい。
自分はレンアイ関連のことは、全く語れるような人間じゃないので、あくまで憶測…機微がわからんもの。


法廷で事実を知って、どんなに驚いたことか…いやむしろ、想像を絶して、怖い。
こんな事があったら、もう何も信じられなくなりそうだ…
最後は悲しいですよ。護送車の中での彼(彼女)の涙は、切なかったな。
外交官の彼も、あんなまざまざと男の姿の“彼女”を見せ付けられて、どんなに痛かったことかね…


『覇王別姫』を見た後なので、こういう女装(?)を扱ったものだと、どうしても比べてしまうんですが。
しかも時代背景も被っている…(文革の頃)ので、余計に。なので、やっぱり物足りなさや、説明不足な感じがしてしまうんですよね。「これで終わり!?」と、ラストもなんだかあっさり。理解力の問題かもしれないけど、よくわからんうちに終わってしまった感もあるのです。


そして、一番のポイント。ジョン・ローンの女装…は、綺麗でした!
ジャケットも既に、女の人みたいだった。声も違和感無いのがまた驚き。
ただ、彼は凛々しい男顔過ぎるかも。そして、体ががっしりし過ぎて、気になってしまった。…やっぱ男だよなあと。

『ラストエンペラー』の彼だよ、と言いながら、今回も妹と一緒に見てました。
微妙に腐の方が好きな子なんで、こういうのは興味津々みたいです。
妹もやっぱり、「あっちの人(レスリー)の方が好きだな~」と言うことで…『覇王別姫』のレスリー・チャンは、彼女にもやっぱり強烈な印象を与えたみたいでした(笑)
そうなのよ、凛々しいよりも可愛い系というか…丸みのあるレスリーのが、女の人(っぽい役)を演じるのに無理が無いのかもね。
まあしかし、この作品には、ジョン・ローンの美女オーラ?ミステリアスな感じが良いのだと思います。


京劇を演じるシーンがありました。彼女(彼)=ソンは役者のようで、京劇の舞台とか、控え室で他のたくさんの役者が詰めている感じとか、『覇王別姫』を彷彿とさせます。…ので、ちょっとドキドキ(笑)


それにしても、こういう映画をよく見てる気がするんだけども…他は『王の男』とか。
別に女装が好きなんでもなくB○が好きなんでもないんですが(ヲタでも腐の良さがあんまり判りません…否定はしないけどね)
妹がそっちの趣味なので、なんとなく染まってきてなくも無いような。妹も興味ありそうなやつ、と思って選んでくるとこういうことに…そして、『覇王別姫』で調べてると、この辺が関連映画で引っ掛かるんです、よ。それが一番の理由かも。
でもまあ、歴史物が好きなので、こういう話題は歴史物にも付き物っちゃ付き物ですよね…まあ、自分は女性になれそうな綺麗な男の人と、アジアが好きなんだと思います。

何度観ても好き

テレビでやっていた『ラピュタ』。もう何度目になるかわからないくらい観ている気がしますが…今回も、つい!観てしまったね。小さい頃はビデオで繰り返し、よく観ていました。

宮崎駿のアニメの中では、一番好きです。
映画の時間を調べたら、124分。この2時間ちょいの間に、どれだけの要素が詰まっていることか。
それでもって、どのエピソードも、短すぎたり、説明不足過ぎるという事がないし。観ているときは夢中で、過ぎるのはあっという間かもしれないですが、お話の密度がとても高くて、思い返すととても長い物語に感じるのですよ。ヨーロッパ風な街並みから、飛行船、そして、古代都市の不思議で少し怖い風景と、場面がガラリと変わって、かつ多様だから、視覚的にもそう感じるのかもしれないですね。
特に、ラピュタの景色は、個人的にはインパクトがありました。水に沈んだ街、ロボット、そして、くまなく不思議な模様の刻まれた、立方体のエレベーター(?)や、王家の墓、城から突き出す大砲とか…小さい頃、怖かったんですよ。そして、最初のそのヨーロッパのような街並みの場面からは想像もできないような所へ来てしまった気がして。

クライマックスも、これぞ!という盛り上がりだしね。ムスカの悪者っぷりも素晴らしいですが、2人で滅びの言葉を唱えるシーンは、名場面。素晴らしい。

ほんと、満足感の高すぎる作品と思います。
少年少女の冒険や愛情、成長と、謎めいたはらはらするお話は、何度観ても空きません。それに、キャラクターも良いもんね。海賊の皆、良い味出してるよ。
ポニョは観ていませんが、ハウルに千と千尋には無い熱さや、ストレートなメッセージがあるのでは。
映像も、今観ても綺麗で迫力あります。


そして案の定、この映画観ながら、涙出た ぜ…
ちょーっと涙ぐむ程度だけども(笑)
ダメですね。こういう物凄く頑張ってる少年少女の姿に、非常に弱い。相手のため、人のため、ってのに特に弱い。そして、周囲の優しさや人と人との絆、というものに弱い。
…それと、懐かしさで(笑)
「少年は少女のために強くなるのね」とわけのわからんことを思いつつ思わず涙ですよ。昔好きだったものを改めて見ると、やっぱりいいなあと思いますよね。昔思ったのと違うところで感動したりして。まあ、何でこんなの好きだったのか、って思うものもあるけども。


因みに私は、ラピュタのあのロボット兵が、大の苦手なんですよ。
小さすぎる顔と、大きな胴体と、長すぎる腕のバランスが絶妙!怖すぎるんだよ…
以前、ジブリ美術館に行ったのですが、みんな屋上のロボット兵の写真撮ってたけど、私は苦手なのでやっぱり撮って来ませんでしたからね。
ルパンを観てた時に、このロボット兵にものすごく似たのが出てきたことがあったのですが!何だったんだろう。ルパンで思い出したけど、ルパンにベルばらのオスカルに似たキャラも出ていた回があったと思うけど…こっちもしっかり観たいなあ。ルパン、色々なのと競演してるのね。
あ、ルパンでは不二子が好きです。

名場面を振り返えろう …再び『覇王別姫』で…

しつこく『覇王別姫』ネタで。



あーー!!
また公開設定で保存してしまってた!まだ文章直そうと思ってたのに…
眠いとダメです ね…



特に映画を好んで観なかった自分には、衝撃的な作品でした。
中国を舞台にした作品に馴染みがないので、映し出される風俗の質素さ、なんてのも印象的だったし、最初から衝撃(痛そうな意味で)シーンの連発で、トラウマ物。むしろ怖かった…!
主人公達が成長してからの、それぞれの愛憎入り乱れる様と、時代の流れに翻弄され、なおも乱れ壊れて行く関係。そして最期。

人物の生き様や、人間関係だけではなく、そこへ通る大きな時代の流れ…が、物語を一層深いものとしている気がします。大きな“時”の前では、人間の人生なんて小さいものだというか。人の人生は、その背景である“時代”に乗せられてているものに過ぎない、というか…。

色々考えてしまうんだよねえ…。
映画をぱっとみただけでは、歴史が絡んでくると結局難しくてよくわからない所があって、時代背景勉強しないとなんだけども。ここでそうしてそうなるの?と思う部分も少なくなかったし…特に終盤は。

お話だけでなく、役者の演技や(子役も素晴らしかった)、表情で見せる感情の動き、京劇の華やかな舞台の様子の美しさ、音…などなど、映像と音で伝える、映画ならでは(というのはおかしい表現かもしれんですが)の良さを知った気がしました。



それに!

綺麗な男の人が、お化粧をして着飾って女性のような姿になる、みたいなのは、やっぱり女性…中でも、ヲタ的気質を持ってる人ならば、人一倍心惹かれてしまう部分があるんじゃないかな!?
日本にはなんせ、玉三郎さんとか歌舞伎での伝統があるし。
最近ではV系バンドなんてのも…ね。自分は、好きなんですわ。
hydeの美しさもそうなんですが、女性でも男性でもないという、そんな所が、妖しい魅力を感じさせます。自分が長髪好きなのも、フツウに短い男性には無い色っぽさとかを感じるわけで…ああ何言ってんだろ。あ、長髪ったって似合う人限定ですよ…大河のGackt氏とかhydeとか2次元とか(ヲイ…)


そういう意味でも、この作品は衝撃でしたね。レスリーが美しかった。
顔かたちだけではなく、視線、仕草、立ち居振る舞い、そういうものが全て優美なんですもん。
ちょっとした手の動かし方や、目の表情、どれもはっとする美しさを感じます。

皇なつきさんの漫画の後書きで、この映画を知ったのが切欠でしたが、皇さんの漫画さながらな美しい人物や舞台がここにあったのも、驚きでした。映画見て漫画読むのも、また一興。


普段、ネットラジオ代わり位にしか動画サイトは使わないのですが、調べてびっくり。
動画サイトで結構アップされていました。こんなにあったとは~!
mixiの日記でも少し書いてたけど、どうにも我慢できないのでここでもちょっと載せてもいいですか…

こういうのは色々まずいと思うので、折り返しておきます。


[More...]

にわか映画ファン

働いている場所が場所なので、どうせなら自分も見てみようじゃないかと、最近暇にまかせて色々借りています。
図書館でも、自分は視聴覚担当なので、CDにDVD、ビデオなんてのを扱っているんですよ。


少し前に借りた、『さらば、わが愛』にかなり心引かれたこともあり、「映画もいいものなんだな」と今更になって思いました。
これまで、映画にはあんまり興味が無かったんです。
映画は見始めると長いし、ずっと見ていないといけないから、貧乏性の自分はその間じっとしていられないんです…。好きな俳優がいるわけでもないし。
そして、映画はどうしても、2時間くらいにお話をまとめるので、登場人物の細かい心の変化がわかり辛い、と思っていました。
これが本だと、とても丁寧に話も展開するし、人物の心の機微もよく描かれているから、共感も納得もできるのですが、映画では説明不足で、唐突な気がしてしまって。
それなら、本の方が好きだなあと。開き時間にぽっと読めて手軽だしね。

でもやっぱり、映像や音と、演じる人間がいて…という映画も、映画でしか伝えられないも、表現できないものがあるんだな、と、今更になってつくづく感じるようになりました。


最近見たものは…

・『パイレーツ・オブ・カリビアン』

ヲイっ!今更かよ!!
…でも、見てないもんは見てないんです。

ヲタ界隈でも、ジョニー・デップのジャック・スパロウがカッコいいと物凄く話題だったので、どんだけカッコいいのかとずっと気になっていたんですよね!

うん、確かにカッコよかったですよ。飄々としていて掴みどころが無い様で、ジャケットの解説の通り“一匹狼”な雰囲気は素敵でしたね。ヒロインも綺麗だし(しかし出張り過ぎでは)、ウィルも良かった。
でも、自分はやっぱり何か一本筋というか、テーマがハッキリ伝わってくるようなのが好きなんですよね。
アクションも派手だけど、何だか無駄じゃないかと思う場所も幾つか。3人の関係も、少し唐突に思えてしまう。そして、ラストも…ジャックは積年の恨みがあったんじゃないのか?案外アッサリ。

あんまり難しく考えちゃダメなのかもれないですが。
しかし、雰囲気は良かったですよ。ディズニーランドに久しぶりに行ってみたくなったよ。

そこを行くなら、自分は『スパイダーマン』の方が好きなんだ。
一人の青年が、ある日突然ヒーローに…というお話は、漫画チック(マンガなんだけども)だけど、そこから、青年の苦悩や悲しみもしっかりと描かれているので、主人公を応援したくなるというか…
登場人物を掘り下げて描いているから、好感が持てるんです。


・『王の男』

韓国映画。“女より美しい”と一部で話題だったイ・ジュンギ主演の時代物。
妹のリクエストでもありましたが、自分も長髪ファンとして、イ・ジュンギの長髪は気になった…(どんだけ)し、韓国の時代物って興味があったんですよね。元々歴史好きだし、皇なつきさんの影響も強いですが。
吹替え声優が石田&森川という所も大いに惹かれます。B○がお好きな方には、より楽しめるお話なのかも知れないですね。

イ・ジュンギは、この映画において『覇王別姫』のレスリー・チャンをものすごく研究したそうですが、役所はまあ、似ているか。
しかしそう言われると、嫌がおうにもレスリーが自分の頭に出てきてしまい、比較してしまうんです;
しかも、京劇チックな衣装の時もあって余計。…やっぱり、あの映画のレスリーはほんと、美しかったなあ。

お話は結構面白かったですが、やっぱり展開が唐突な気がするのと、登場人物の心情が掴み辛い。それぞれの人物像がハッキリ見えてこないんですよ…イ・ジュンギの相方の雄々しい人と、芸人仲間の3人組は良かったと思うけども。特に脇役の芸人仲間3人組は、いい味出してました。
そしてイ・ジュンギのコンギルは喋らな過ぎて、彼の心中察しずらい。

しかし、鮮やかな王朝の風景や衣装の色彩は、とても印象に残りました。
時代物はこういうのがいいねえ…


・『ローマの休日』

映画を見始めようと思って、何から見ればいいかわからんので取りあえず一番有名なのから手をつけてみよう…という完璧にしろうとの発想ですわ。

けど、楽しかったです。アン女王がしょっぱなから可愛い。どんな髪型でも衣装でも、素敵なんだからね。
最後があんなに切なく終わるとは…



・『愛染かつら』

祖母のために借りてきた映画ですが、一緒に見てました。
田中絹代&上原謙主演。これは昭和13年に公開された作品なんだとか…凄いな。
なので、映像が乱れる部分も結構ありました。勿論白黒。

作中に流れる曲とあわせて祖母も歌っていました。当時、映画館で2回も見たそうです。
今は89歳だけど、当時はまだハタチくらいだったのか~。




そして、近々見る予定なのは

・『ルートヴィヒ』
・『ラストエンペラー』
・『ショコラ』
・『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』

『ルートヴィヒ』は、完全復元版という4時間もあるものなので、半分だけ見ました。長い…
『チャイニーズ~』は、ようやく届きました!早く見たいんだけど、先に借りてるのを見てしまわないとだからね…

白髪魔女って…

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えー、例の『白髪魔女伝2』、とりあえず感想をメモしときます。
1時間ちょいなので、短かったです。

武闘八流派の剣豪・イーハン(この役がレスリー・チャン)に裏切られたと思い込み、白髪の魔女と化してしまったナイチャン。ナイチャンは武闘八流派に、復讐のために襲い掛かる…

というようなお話。白髪魔女って何なんですかね…
なにしろ、これは“2”なので、細かい設定がまるでわからん上に、映画自体も前回の続きから突然始まる感じで、事態が飲み込めるまでしばらくかかりましたよ;

内容は、展開が早かったり、ぴょーんと飛び上がるワイヤーアクションが妙に目に付いたり、流血も激しかったけど、なかなか楽しめました。
作りがチープな感じがしてしまうのは仕方ないとして、それぞれの流派の仲間が集まって、敵を倒すために皆で力を合わせる、という少年漫画の王道パターン的展開だったので、そういうのが好きな自分にはお話に入り込みやすかったのかも。

この映画、レスリー・チャンのために借りたのですが、その肝心のレスリーがなっかなか出てこない!DVDのジャケットにばっちり写ってる割りに、レスリーの弟弟子くんばっかり頑張っていました。
彼も男前だったからいいんだけどね…


もったいぶって、ラスト十数分、ってところでやっとレスリー登場。
山に篭っていた(?)らしく、もさもさ長髪にヒゲ…ですが、もさもさ長髪の間からのぞいた瞳は、ちょっと驚いてしまうほどに綺麗なんだな。
「覇王別姫で見た瞳と同じだ!」と、それだけでも満足でした。
本当にちょーっとしか出てこないし、しかも最後は相打ち…で亡くなりになる役でしたが、それだけでも、最後は全部彼に持っていかれている感じがしました。やはり、別格な存在感です。

それと、劇中亡くなってしまったキャラクターですが、八流派の一人・ユイイが、女の子なのに男前でカッコよかった。弓三本番えて放つのとか、咥え煙草とか、劇中で一番男らしかったよ。
彼女の師匠の、おばあちゃんが凄かった。弓矢を三本もがっちり歯で受け止める頑強さですって…
そして魔女役の女優さんが怖かった…顔怖いよ!高笑いが印象的。

プロフィール

雲隠

Author:雲隠
本、音楽、漫画、アニメ、ゲーム、歴史が好きな社会人。

L'Arcから始まりまして、ヴィジュアルな音楽に興味があります。

黒くて綺麗なのが好きです。

hyde贔屓ですが、yukihiroも気になる…

最近はemmureeが熱い。

よろしくお願いします。


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