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看板猫

私は動物が好きで、特に犬、猫の類には目がありません。
家で犬を飼っていたこともあり、断然犬派ですが、猫も大好き。

大学の頃も、アパートで動物なんか当然飼えないので(しかし魚は飼っていました)、ふわふわ恋しさに城の周りを散歩しているおじさんの飼い犬を触らせてもらったりしていましたが、それも勇気がいるため、看板猫・看板犬のいるお店によく出掛けていました。
お店で飼われている子なら、お客て行けば心置きなく触れ合える!(迷惑)

そんなんで、買いもしないのにやたらと和紙屋に行って猫を触らせてもらったり、パン屋に行くのに遠回りして蕎麦屋の店先で飼われている犬を撫でに行ったり…何やってんだ。
迷惑な客だったという自覚はある、が、しょうがないんだ!好きなんだもん!!


先日、愛用している腕時計の電池が終わったようで、止まってしまいました。
いつもは大型家電店に行くのですが、今回は近所の店を思い出したんですよね…

そう。

自転車で通るとたまに、店先で 猫 がひなたぼっこをしているお店を・・・!!


寄ったことは無かったんですが、前を通るたびに「猫いないかな~」と思わず覗いてしまうお店。
どうせならお近づきになりたかったので、この期に行ってみることにしました。


外装よろしくレトロな店内。
昔ながらの時計店、という向きのお店でした。
ガラスケースには、高そうな腕時計はだいぶ値引きされて置かれていて、他には柱時計、目覚まし時計、水晶の腕輪…ふむ。


電池交換をおねがいします、と店主のおじさんにお願いして、早速猫を探す。
…いない。
思い切って、おじさんに「猫ちゃんはいないのですか?」なんて、聞いてしまいました。

「こっちで寝ているので、よかたらどうぞ」

玄関に通されると、ダンボールの中に…いた!
まんまる目に丸々した体の、可愛い猫でした。いいね~可愛いね~!

名前を尋ねると、「無い」…!!ないですと・・・!
特に付けていないようで、「にゃんみ」ちゃんと呼んでいるらしかったです。女の子なのか。
「いつも前を通る時、この子が可愛いなと思っていたんで、今日寄らせてもらいました」というような事を言うと、

「この猫はこれでも、ちゃんと “看板猫” みたいな役をしていてくれたんだね」

そう言いながら、おじさんはなんとなく嬉しそうに見えた。
この猫がいたから、自分もこの店が気になっていたし、電池交換を思ったときにこの店が思いついた。
おじさんも何だか嬉しそうだったし、猫にも触れたし。なんだか、よかった。

また電池交換のときは、このお店でお世話になりたいなと思いました。

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ひとっぷろ浴びて

ひそかに銭湯を愛する私。
…いや、別にあんまり知識もないし、銭湯巡りを敢行するだけの銭湯マニアでもありません。
ただ、たまに広いお湯に入ってノビノビするのが好きなんです。
400円以下で楽しめる温泉気分。
流行のスーパー銭湯ってのは利用したことがありません。行ってはみたいんですけどね。
街中の、地域の人の生活の一部になっている感じの、ああいう銭湯って良いと思うんです。

で、たまたま見かけて借りてきたのはこちら。
銭湯遺産銭湯遺産
(2007/12)
町田 忍

商品詳細を見る

おじさま方の裸の背中がまぶしい…

日本各地のそんなイイカンジな銭湯を、豊富なカラー写真と短い解説で紹介。
我が地元の銭湯もありました。今度行かなきゃね。
それにしても、目に付くのは“廃業”の文字。
本を開いて、「ここ良さそうだ」と思った銭湯が、軒並み廃業されているよう。残念だなあ…
“銭湯遺産”という題名ですが、銭湯文化というのもまた、日本の近代文化の一つですよね、きっと。
そういう物が姿を消しつつあるのは、やっぱり寂しく感じます。
それと、銭湯にも時代によって形の変化や、地域によっての形態の差ってあるんですね。面白いな。


しかしです。残念なことに、私が下宿先で親しんだ松本の銭湯は、一つも紹介されてなかった。
銭湯の本なんて見てたら、自分の銭湯エピソード(なんだそれは)を思い出したので、書いておきます。

銭湯というものを、大学に入るまで利用することはありませんでした。
大学のアパートは、家賃は安いけど勿論風呂付でしたが、近所にある銭湯がどーーしても気になってしまって、意を決して行ってみる事にしたんです。
ほんの3年前くらいになりますか。

銭湯のイメージって、富士山に風呂上りのコーヒー牛乳とか、そんな漫画のイメージしかないんですよ。
取りあえず、タオルと石鹸、洗顔と、シャンプーなんかを袋に詰めて出かけました。
よく桶を持って行く人もいる気が(漫画とかテレビで見ると)したのですが、いかにも入る気満々な気がして、なんとなく恥ずかしくて。持参しませんでした。

準備して、いざ浴室に入ろうとする時、早速障害が…
そうです。洗顔石鹸やらシャンプーやら石鹸やらタオルやら、道具が多すぎて片手で抱えられない。
でも、風呂場の引き戸も開けなきゃだし…
こまった。

ここで知恵があるんですよ。銭湯初体験の自分には、感動すら覚えました(笑)
荷物、みなさんどうしてんだろう…と洗い場の方に目をやると、みなさんカゴを持参していたんです。
百均とかで売ってるプラスチックのカゴに、シャンプーやら諸々を詰めて行くと。
カゴだから水がかかっても水切れがいいし、プラスチックなら濡れても平気。
なるほど~!と、妙に感心したのをよっく覚えてます。
銭湯に親しんでいる方には、当然のことかもしれないですけど(笑)

初銭湯は、広々としていて気持ちがよく、見も心も暖まる思いがして、とても良かったです。
何より気分転換になる!マイナスイオン効果だろうか…(銭湯のポスターに“マイナスイオンでリフレッシュ”的な事がよく書かれていた)

それ以来、すっかり銭湯が好きになりました。
ってもお金もかかるし手間なので、月1回とか、2週間に1回程度しか行きませんでしたけど^^;


よく行っていたのが、城の側で、街へ抜ける裏通りにあった、すごくレトロな銭湯。大正時代が創業だったか。
その外観は、“アールデコ”と言う様式らしいです。
…余談ですが、私が4年以上を過ごした松本は、こういうレトロな洋風建築が多いので、お好きな方は良いですよ~。是非出かけてみてください。

何でも鉱泉…温泉らしいのですが、真偽は如何。
しかし、ここの銭湯はお湯の温度が高く、格別暖まる気がしました。湯を飲めるように給湯口にカップも置いてあったし(ちょっと怪しい)
下駄箱も鶴と亀の金具がレトロな年代物で、もう出入り口から「男性」「女性」で分かれる方式。
脱衣場の天井もまたナントカ様式で、松本には今二件しか残っていない(ここと、廃業した病院)らしい。ヨーロッパからの輸入品みたいです。

当時の看板娘は、90歳のおばあちゃんでした。
初めて行ったとき、番台ででっかい音でNHKのバラエティー番組を見ていて、「お願いします…」と声を掛けたのが聞こえたかどうか不安になるほど。あんまり動かないし、一言も喋らないし…

先に脱衣場にいたおばさんの言葉が面白かった。

「このばあさん、もう90にもなるけど、お金のことはしっかりしてるんだよー!私が間違えて100円足りなかったら、「姉さん、足らないよ」って言って!」

…このおばあちゃん、きっちり番台守って(?)いるんだね…
そのおばさんの話で、このおばあちゃんの年齢を知ったんですよ。90歳でかなりしっかりしてるなあと。

お嫁さんらしい、50歳位のおかみさんと交代で番頭をしているようでした。

一年かそこら後、この銭湯の前を通ったときに、お葬式の花や喪中の紙が下がっているのを目にしました。詳細はわかりません。
しかし、その後何度かその銭湯に足を運んだのですが、番台で会うのはおかみさんばかりであり、おばあさんには会えませんでした。

見知らぬ人とでも、脱衣場から出るときは「おやすみなさい」と声を掛け合う。
そんな素敵な空間でした。


自転車で行ける範囲に5件銭湯があったので、それらは全部まわってきましたよ。
あの冷凍庫のような、恐るべき極寒(地元はここまで寒くなかったので)の冬にこの銭湯は、格別の癒しでした。

諸行無常…

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ショック!!!

いつも買いに行く大判焼き屋さんが、3月吉日を以って閉店するそうです。
中に餡子が入った、たい焼きのまん丸バージョン…うちは“大判焼き”と呼びますが、一番一般的な呼び方は、今川焼きなのかな。母親の実家の方では甘太郎焼きと言うらしい。

そんなにしょっちゅう食べたくなるわけではないですが、時々すごく恋しくなるんです。
あったかい大判焼きと、熱いお茶で一杯…が美味しい。
私は大の甘党なので、和菓子系統も大好き。餡子も大好きなんです。

昔は祖母がよく買ってきてくれて、今は私が買いに行っています。
昔ながらのお店で、他所ではチョコレートやクリームなんて洒落たメニューもある中で、頑なに「小倉」「白餡」の2種類を貫き、美味しくて値段も安い。さすがに近年の原材料の高騰のためか、10円値上がりしていましたが、最近出来たたい焼き屋より全然安いもんね。餡子ギッシリだし…
小さい頃から食べているので、お馴染みの味というか。好きなんですよね。

今日も図書館帰りにおやつに買って帰ったのですが、この “ 閉 店 ” 張り紙。


うわああああーーーーん(涙)


ショックだ…

大判焼きを食べたくなったら、今度は何処へ行けばいいんだ…(泣)
スーパーでもたまに見るけど、あんまり美味しくないし…
そして何より、小さい頃から馴染んできたこのお店が、そして味が無くなるのが物凄く寂しい!!!
閉店しちゃったらもう、二度と食べられないんだよな…

張り紙を見て、あんまりビックリしたので店主さんに話しかけてしまいました。

「お店も、人間も、くたびれて来たからね」

ここでもう51年間、お店を開いているそうです。
改装してまたお店をやろうという話もあったそうですが、年齢や体力的な問題から、閉店となってしまったようです。
ここの奥さんと祖母が同郷なので、知り合いなんだとか…今日は奥さんはパーマ屋さんへ行っていたので、いませんでした。

「おばあさんと、お母さんと、あなたと、親子三代で買いに来てくれたんだね。」

そうなんですよ!
時々すごく食べたくなるから、家族もみんな好きだから、買いに来ていましたよ。
それが…この大判焼きを食べられるのもあと2ヶ月…
食べ物ってのは、長い間とっておく事もできないし、食べちゃえばお仕舞いだし、作り手がいなくなってしまえばそこで終了、というのがもうホンッと儚いもんですね。


店主さん、長い間お疲れ様でした。

しかし…残念です…

銭湯ブーム

L'Arcはどうした、、という状態ですが、こちらでの生活あと一週間なので、一人暮らしスペシャルということで許してください(笑)


ここんとこまたアツイのが銭湯。

銭湯…

400円足らずで味わえる旅行気分&極上の癒し…
煮詰まったときなんかもう、ほんといい気分転換になるんだこれが。ひろびろのびのび、身も心も暖まるんですよvv なんでこんな気持ちよいのか、と思ったら、アレですね。マイナスイオン効果!…って、今日の銭湯に張ってあったポスターに書いてあった。

時には、となりに入っているおばさんに話しかけられたり、出るときに「おやすみなさい」と声を掛け合ったり。こんなちょっとした交流も楽しめるのが、また良いのですよ。
特に一人暮らしだと、このちょっとした会話が嬉しいんですw


もう二年位前から自分の中で銭湯がアツイんですが、今日やっと自転車圏内の銭湯を回りきりました!
って言っても、たった5軒・・・なんですけどね。

今日行ったのは一番家から離れていて、市街地にあります。街中には買い物に行くので、その前を通る事はしばしばありましたが、入ったことはありませんでした。


今日の銭湯、結構良かったですよ。
まず、番台のおばさんがいい(笑)
8時ちょい過ぎに行ったのですが、こっくりこっくり…おばさん、居眠りしてます。この緩い感じが良いね(笑)お湯から出る頃も、やっぱりこっくりこっくりやっていました。
そして何故か、ロビーの床の角に生簀みたいなのが掘ってあって、大きい赤い出目金が三匹泳いでいました。
これはなんなんだろう…謎だ…おばさんに質問して来ればよかった。

ロビーが比較的広く、脱衣場は少々狭かったですが、ベンチや腰掛が良い感じに配置してあって好印象。ロッカーの配置が迷路のようで妙でしたな。
この銭湯の名前の通り、浴室の壁には菊の花のモザイク画が…
どこの銭湯もそうですが、若い人は殆どおらず、おばさん・おばあさんのお客さんが多い。入れ替わり立ち代り、なかなか人気のようです。

週末に親が来ていて、一緒に他の銭湯に行たのですが、その時父親はフルーツ牛乳が売って無かった事が心残りのようでしたので…この銭湯で見かけたので、思わず購入(笑)
父親にその写真を送り付けてみたり(笑)


今日もいい湯でした~

祈りの心、信心のかたち

まさか千手観音の前で…仏像の前で、泣きそうになるとは思っても見ませんでした。


平日で人も少なかろうと、美術館に行ってきました。
9月末から、地域の仏像たちを集めた展示が行われています。
前売り券を購入済みだったので、早めに勉強を切り上げて美術館へGo。

うーん…同年代の人がいない…
城に行っても博物館に行っても良く思うんですが、せっかくこの土地にいるんだから、学生なら良い物一杯見ようぜ!
なんてね。


内容はというと、かなり良かった。


まずは、入口の仁王様に圧倒される。
仁王門じゃないけど、出迎えられた感じで面白い配置。鎌倉期のものらしいです。
作りはやっぱり大らかだけど、格好はなかなか良かったです。愛嬌のある顔立ち。

十王像も凄かった。
大きめで、一つ一つの造作が凝っていて美しい。顔立ち、衣服、冠、個々に違っているのが凄い。色彩も微かに感じられる。こちらは室町時代。
キャプションにあったように、大陸風の服装、顔立ち。肉付きの良い印象。

この初めの方の展示は、大ぶりでなおかつ平安~鎌倉、室町と古い時代作のものが並び、贅沢な空間でした。


先日行った寺の仏像も出張していました。

まずは奪衣婆。
こちらは現存最古の奪衣婆らしいですが…(先生談)
浮き出た肋骨、血管が不気味で何より大きく見開かれた目玉、そして口が怖い。前から動けなくなる感覚。丸く大きい目には、玉眼も何もはめられてはいない。
しかしその、ただ丸く突き出た眼球は何よりも強く光、そしてそれに深く自分の中を見透かされる気になる。

続いて如意輪観音。
この観音様のアンニュイな姿勢(笑)は、やっぱり美しいですね。
造作も整っているし、大きさもあるからかなりの見ごたえ。
今回の仏像の中では、一番美しかったと思う。形といい、雰囲気といい、柔らかだけど引き締まった印象が好きだ。硬く乾いた印象ですが、爽やかでもある。ただ、胴体のバランスが多少悪いのは…地方仏の愛嬌なんだろう。



そして、千手観音。

何だかわからないですが、この前に来て自分は軽く涙か出た。

スペースの横の線をどーんと使い、脇侍の2体(四天王の2方…広目天か何かだった)と、中央に千手観音。体長は170cm以上はあると見え、大きかった。
手は欠けたものも多かったですが、表情は大変穏やか。この整い方は中央作なんじゃなかろうか。
千手観音の魅力は、沢山の手の表情。しなやかに広がる無数の腕が流れるようで、優美です。

ほんと、何だろう。
この前に立ったとき、すっと自分の心に流れ込んできたものがあったといいますか。気持ちも落ち着き、表情や雰囲気から滲み出す優しさか何かが直に自分の内に入ってきたような。

自然と、涙が出てきましたね。

仏像好きでよく見るのですが、こんな気持ちになったのは初めてかもしれない。最近涙もろくなったけど、それもワザしているんだろう…



衝撃だったのが、腹部からざくっと燃えてしまい、足の部分、頭部の顔(十一面観音の頭部にあるもの)、光背のみが残っている像。

顔も胴体も失い、炭化している部分が残っているだけに、本当に痛ましい。

自分の住む土地は、明治時代、廃仏毀釈が盛んに行われた土地でした。
神と仏を分けろ!神道を国教化しろ!…というような波が、数多くの仏像、寺院を初めとした仏教に関する事物を破却してしまったのです。

この像も、その波を受けたもの。
燃やされてしまって、残るのは部分のみ。
不自然に無くなった体の部分が、焼け跡とともに生々しく迫ってくる。
仏像の気持ち…なんてわかろう筈もないが、それでも、どんなに苦しかったろうか、と思うと胸が痛い。

祀られる対象である自分が、焼かれる日がこようとは。

語る術を持たぬ彼らは何も語らないが、ざっくりと無くなった上半身の空間は、何かを語っているように見える。

これは、見ているだけでつらくなってしまう…好きなだけに、余計だ。


靴を履く菩薩様に、寅さんのような顔の阿弥陀さん。
アンバランスな体躯、ユニークな持物。

中央…京都や奈良、和歌山なんかの本場である近畿じゃあ、なかなかこうバラエティーに富んだものはないだろう(笑)

きちっと整い、均整も取れて様式の美を感じる仏様は、美しい。
でも、こういうちょっと「あれれ…」な仏様も、面白い。より変化があって面白いんじゃないかとも思う。バランスはやっぱり気になるかもしれないが。


それにしても、こんなに素敵な仏像が県内にあるとは、思っても見なかった。どうやって作られたのか、技術はどう伝わったのか、なぜ作られたか、そしてどのようにして現在まで残されてきたのか。。。ますます興味は深まるばかり。


かなり充実した内容なので、近隣の方は是非どうぞ☆
私はまたもう一回行ってきます。今日はお金が無くて図録が買えなかったですし…(涙)

雑感


20070913232519



昨日の帰り、やけに空が綺麗で思わず遠回りして帰った。
夕焼けを追って自転車をこぐ。
時間が無いと言いつつ、なんと悠長な事か。

路地裏探検が好きな自分。
車の通るような広い通りには決して無い、懐かしさと不思議さを持った空間。
一歩通りを入れば、そこは日常とは違った、すこしゆっくりとした時間が流れているように感じる。
そこに住む人には、これが日常であるのだが。

長屋風の住宅、古い門構えの家、昭和か、もっと前に建てられたであろう洋風建築の病院、井戸、稲荷の長い鳥居、寺、小さい神社、そして石仏。

自分の大好きなものばかり。

ここが城下町であるが故の趣を持った町であるからかもしれない。
自分の生まれ育った土地では、ここまでの要素は揃っていなかった。
だからこそ一層、コチラに住んで路地裏が好きになった。

自分の家の近くであろうが、通った事もない路地を下りながら、おばさんが同じように空にカメラを向けていた。
彼女もまた、この空の色に心引かれたのだろう。

自分が松本で過ごした、現在までで丁度5年間。
居場所が無い、学校も好きじゃない、友人もいない、こんなところ早く出たい。
そう長いこと思って過ごしてしまった。長期休みには、一刻も早く地元に帰りたかったし、情けない事に「帰りたい」が口癖だった。
今だって、地元が大好きなことには変わりないし、コチラに住み付く気は無い。

でも、やはり5年という日々は長かった。
駅までの最短ルートも見つけたし、近辺のどんな細かい道も知っている。
どこにどんな、素敵で古い建物があるか。石仏があるかだって知っている。
ここは、第二のふるさとだとも言えるのかもしれない。

最近、近所のスーパーのおばさんと話すようになった。
どうも、自分が1年生で入学したての頃から私を見て覚えていてくれたようだ。つい最近になって…それは長良川でのライブから帰って来た日だが…話すようになった。
年より上に見られがちなので、おばさんは私をもう社会人だと思っているようだ。学生だという事は、何となく伝えていない。
「随分と女っぽくなったよね!」
…ホメ言葉として捉えておきましょう。それ以来、色々と気にしてくれる。
嬉しい事だ。

お城のある生活は、自分にはやはり最高の環境だったと思う。
自転車を転がせば、3分とかからない距離にある。街に買い物に行く時には必ずそこを通る。
これが普通。これが日常。
観光客ではなく、この地の住人として見る城。こんなにもゆっくりと、好きなだけ、好きなときに眺められるなんて、なんと贅沢な事か。

自分はあと、半年としないうちにこの土地を去る事になる。
そう、終わりが見えてきたのだ。
すると、どうだろう。
あんなにも地元の焦がれ、不満をぶちまけていた自分は、この土地が愛しくて仕方なくなった。
あそこも行ってみよう。ここももう一度見ておこう。ここでしか出来ない、見られないものを見よう。やろう。

最近、無性に城が見たくなる。
時間も気にせず、チャリを止めてひたすらベンチに座ってボーっと眺められる事の幸せに気付いたのだ。


自分が去っても、この土地はあり続けるし、どんどん変化もしてゆく。
でも、この城だけは変わらない。もう500年以上もそのまんまなんだしね。
国宝なんだから、変えちゃ逆にマズイ。

もう二度と長野なんて来ない!松本大嫌い!!
そんな事を言っていたけれど、自分はいつか、松本城の写真や映像を見て、泣くに違いないんだ。
息が詰まりそうになったとき、ふっと寂しくなった時、いつも自分の前にあったのは、この漆黒の城だった。

みどりの季節




人が多いと思ったら、今日は土曜でしたね。
観光客で賑わっていました。
加えて今日は雅楽演奏があったので、そのお客さんもいたのかな。
私も見に行くつもりだったのに、スッカリ忘れてた!!!
去年は雨で雅楽演奏だけだったしな…
今年は舞楽の『陵王』もやったのに…ああなんてマヌケな…

本日、曇りでそんなに天気はよくありませんでした。
しかし緑が綺麗な季節ですね。お城の周りの青葉が綺麗です。


今日も外で勉強してきました。
受験生みたいだけど、こうしてひたすら勉強している…何かに打ち込んでいると、凄く充実しているような気がする…
ミスド&マックのお世話になりました。どっちも遅くまでやっているし、何時間いても怒られなそうな雰囲気…嫌な客ですみません。
コッチにいる期間も、もう1年ないのですよね。この地方の良いお店、勉強する場所としがてら色々と行ってみようと思います。
気分を変える意味でもいいかもね。


そして新星堂にあった『music UP's』を貰ってきました。
しかも3つ(笑)
ラルクが表紙&インタビューも…とあっちゃね。
オフィの写真がばばーんと表紙になっていて、嬉しくてつい…
この写真、大好きです。絵画っぽくて、セピア、ピンクがかった色合いも凄く味があって。
ユッキーの前髪も!
そしてハイドの生ウデと笑顔(笑)

一個は部屋に飾ろうかな、なんてね。
あと予約の細長い紙も貰ってしまった。予約しもしないのに。



明日は、試験です。
公務員系の試験としては初めての。
今年は諦めている…としても、本命に近いのはたしか。
さすがに緊張する。
最近…といっても2、3日だけど、せっせと更新をしているのは、この不安を紛らわそうとしている意味もある…

セブンスヘブンで微笑している彼らにも勇気を貰いつつ(そして眺めつつ 笑)頑張ってきます。気合を入れます。

プロフィール

雲隠

Author:雲隠
本、音楽、漫画、アニメ、ゲーム、歴史が好きな社会人。

L'Arcから始まりまして、ヴィジュアルな音楽に興味があります。

黒くて綺麗なのが好きです。

hyde贔屓ですが、yukihiroも気になる…

最近はemmureeが熱い。

よろしくお願いします。


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