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140年前の今日

今から遡ること140年前の今日、会津白虎隊の少年達が、自刃して果てたという。
旧暦では8月23日のことだ。

時は幕末、新政府軍と旧幕府軍の戦いが繰り広げられた戊辰戦争。
旧幕府軍で中心的な存在であった会津藩は、先の見えた戦いに最後まで抵抗を見せ、幕府への忠義を全うしたのだった。

白虎隊は、会津藩で組織された、少年だけの隊。
会津藩士達は、会津での戦いにおける戦力として、年齢により幾つかの部隊に分けられていた。
主力となる青年部隊の朱雀隊、壮年の青龍隊、老年の玄武隊、そして、16、7歳の少年達からなる、白虎隊。

勿論、年端も行かぬ少年達の部隊であるから、予備戦力として想定されていた筈であるが、新政府側に圧倒的な力の差を持って攻められた会津藩の窮状は、それを許さなかった。

結果、孤立した白虎隊士士中二番隊の20名は、集団自決。
新政府軍との転戦や、秋雨の冷たさに体力を奪われ、空腹、頼みの隊長も行方知れず…
そんな中、彼らが見たのは煙に包まれた鶴ヶ城。落城したと、そう彼らは思った。
城と、藩主のためにここまできたのに―最後の望みも潰えた。そんな少年達の出した答えは、ただ一つだった。


壮絶、だ。
ここまでの忠義忠節というのは、現代の我々にしてみたら、全く考えも及ばないところであり、理解しがたい部分でもある。「何もそこまで…」と、今ではそう思うのが一般的であろう。
幼さゆえのひたむきさ、馴れない戦争の中、極限の精神状況で、たった一つの支えが無くなってしまった時の彼らの心理状況は、推し量りがたいものがある。
また、この時城は落城していなかったというのだから、随分な話である。更に、自刃してしまった隊士はこの20名であり、他の多くは生き延びたというのだから…。

しかし、彼らの精神、覚悟には、やはり心を打たれずにはいられない。
いいのか、悪いのか、理解できるか、出来ないか…そういう事は抜きにして。
日本の武士道と呼ばれるものの、純粋な部分が結晶して出来てしまった悲話なのではないか、と思う。殿のために、と、そうして散らせてしまった命は、とても崇高な物として感じられてしまうのだ。


そういう感情を持つ事…やはり自分も、日本人なんだなあとしみじみ思います。
自分がこの話を知ったのが、中学校の頃。たまたま家族で東北旅行に行き、会津を訪れたのが切欠でした。
一冊、会津の地元の出版社から出ている白虎隊の本を買ってきて、家でゆっくり読んでみたところ…衝撃でしたね。自分と年が変わらないのに、考え方が全く違うと。そして何より、殿様のために自ら命を絶ってしまった事に。当然の事ですが、到底自分じゃ考えられない状況だと思いました。

今更ながら、彼らの安らかな眠りを祈ると共に、毎日が平和な日本に感謝です。
そして、こうした悲劇の繰り返しの上に、今の自分達の生きる日本があるという事も、忘れてはいけないですね。



余談ですが…
これを打ち始めた瞬間、雨が降り出しました。
すぐに止みましたが、そう言えば白虎隊の最期の日も、こんな冷たい雨の降る日だったのだろうな。
凄い偶然です。
ということで、追悼の意も込めまして、テンプレートも可愛いハロウィン仕様から曇り空へ…

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