FC2ブログ

本屋にて

今日は春のような暖かさでしたね。
午前中はずいぶん穏やかな天気でしたが、午後はこの季節、この地域特有の強風が…
まあ、冬は冬らしい方が、やっぱり何だか落ち着くのですけども。


もう先週になりますが、書店でようやく、吉川英治の『三国志』五巻を買って来ました。
三国志〈5〉 (吉川英治歴史時代文庫)三国志〈5〉 (吉川英治歴史時代文庫)
(1989/04)
吉川 英治

商品詳細を見る

四巻でやっと孔明先生が登場して、話もいよいよ“赤壁の巻”に入ったので、五巻の内容はとっても楽しみ。ホントはレッドクリフを見に行く前に、予習として読んでおきたかったんだけどね。
孔明の活躍も勿論ですが、気になるのは趙雲です。

長坂坡…そう、趙雲の単騎駆け。

いやー、やっぱりカッコいいです。
敵陣を必死になって阿斗や夫人を探し回り、孤軍奮闘、名のある武将を幾人も切り伏せて、血みどろの姿で主君の元へ辿り着く様…読みながら、思わず力が入ってしまいます。
さすがに、いかに趙雲が勇猛・一騎当千な武将であるにしても、いくらなんでも一人じゃあ敵軍の中は抜けられんだろう…と思ってしまうのですが(野暮)、ここはなるほどー。曹操の、“士に恋する”心にも救われたということなのですね。
どうしても曹操は悪役イメージが強くありますが、吉川さんの小説を読んでいると、憎めない人に思えてくるんです。
有能な士を大切にし、関羽に懸想(嫌な表現)してみたり、案外素直に人の話を受け入れてみたり、何と言うか…愛嬌があるような。勿論厳しく、冷徹な面も描かれているのですが。
もっとも、蜀贔屓ではあるのですが、元々曹操にそこまで“悪者”的なイメージも、嫌う気持ちも持ってはいないんですけどね。


吉川英治の三国志を読んで思ったのは、戦争のシーンの語り口が、軍記物語や講談のようだなあという事。
講談…には実は詳しくないのですが、何となく懐かしく、勢いがあってテンポが良くて。いいなと思います。

あっ、それと吉川さんの趙雲って、カタブツな感じが良いですね。「私は無骨物ですので…」みたいなのが。


もう一冊、買ってきたのはこちら。
狐笛のかなた (新潮文庫)狐笛のかなた (新潮文庫)
(2006/11)
上橋 菜穂子

商品詳細を見る
上橋菜穂子さん『狐笛のかなた』。
守人シリーズの上橋さんの本、というだけでもう興味深々ですが、とある方の感想を読んで、どうしても気になってしまい購入。和風ファンタジーで、読み始めて間もないですが、もう物語に引き込まれてしまいました。
ファンタジーという物をあんまり読んでこなかったので、守人シリーズは自分にはとても新鮮で、面白かったんですよ。こういう本は、読み始めると止まらないですね。

昨日、東京方面まで出掛けていたのですが、電車で読み始めたらもう止まらない。
今日は勉強の合間と言いつつ…最後まで読んでしまいました。

暗めのお話なのですが…解説にもありましたが、冒頭から始まって常に“死”の影が漂っているせいかと思いますが、そのせいか作品中に切なさや物悲しさが漂っていて…うーん、何と言えばよいか…とにかく味わい深いお話になっています。
日本の中世を彷彿とさせる時代の中で、呪者やふしぎな力を持った人、精霊が生きる世界。
敵国との緊迫した関係には、どきどきしっぱなしでした。
また、自然の描写が豊かで美しいですね。
『守人』シリーズもそうだと思うのですが、上橋さんの作品は、物語の世界がはっきりしっかりと作られていて、読み応えがあります。本を開いて、その物語の世界にぽっと入り込める。

主人公の小夜と、霊狐の野火2人の、純粋に惹かれあう気持ちが良かったな。凄く綺麗。
そしてラスト!これからの幸せが見えてくるような…やはり、ラストはhappyであって欲しいと思ってしまうのです。
殺伐とした悲しい物語も多いけど、「児童文学」はこういう、後味の良いお話が多いと思うのですよ…そこが、幸せな気持ちになれるし、安心できて良いなって、最近思います。

ただ、今回の物語、もうちょっと詳しく知りたかったなと思う部分が多くて、そこがちょっと残念でした。欲張り過ぎかしら;


10巻までで止まっていた、諏訪緑さんの三国志漫画『時の地平線』の続きも買ってきました。
11、12、13巻まで。ラストの14巻は、温存(笑)

諸葛孔明時の地平線 13 (13) (プチフラワーコミックス)諸葛孔明時の地平線 13 (13) (プチフラワーコミックス)
(2006/11/24)
諏訪 緑

商品詳細を見る


この13巻の表紙は、子竜。
時地でもやはり趙雲スキーなので嬉しいのですが、彼の背景がナツツバキなのがなおのこと嬉しいです。ナツツバキは、私の大好きな花なので、Wで好きなものが!(笑)

花言葉は、“信頼”だとか。
まさに、13巻の内容に相応しい言葉ではないですか。
この巻では、劉備がこの世から去ろうとしている状況の中で、激しく取り乱す孔明。その目を覚まさせるために子竜が体を張るのですが…子竜の真っ向から対峙する姿、男泣きに、私も目頭が…(涙)
小説なんかでも、趙雲は孔明にとても信頼され、ここ一番で大役を任されていた、と読んだ事がありましたが、今回のこの全力の子竜の言葉も、お互い信頼し合っているからであるとおもうし、また、これによってこれまで以上に信頼が深まったのではと思います。

馬超もこれが、今まであんまり注目していなかったけど、いいんだよね~。
ブクログでも書いたけど、「おう!来てやったぞ。」の登場シーン!

これはね、色男オーラ出まくりでしょうよ!
美しい顔と、華麗に背景に牡丹しょってきて華やかさ倍増(笑) ひゃー素敵だ。

いて欲しい時に現れてくれる、期待に応えてくれている登場に、思わずテンション上がってしまいました。今更ばちょーさんの魅力に気付いてしまった…

ラストあと一巻。
終わりが惜しくて、なかなか買って来られません。続きも気になるんだけども。
物語の終焉はもう史実でわかってはいるんだけど、主要メンバーが次々と戦線離脱してしまうのがまたツライし、当の孔明も…うん、大切に読みたいと思います。

Comment

(編集・削除用)
管理者にだけ表示を許可

Trackback

URL
http://kumogakure9463.blog79.fc2.com/tb.php/455-0bac741a
この記事にトラックバック(FC2Blog User)

プロフィール

雲隠

Author:雲隠
本、音楽、漫画、アニメ、ゲーム、歴史が好きな社会人。

L'Arcから始まりまして、ヴィジュアルな音楽に興味があります。

黒くて綺麗なのが好きです。

hyde贔屓ですが、yukihiroも気になる…

最近はemmureeが熱い。

よろしくお願いします。


◆ブクログ◆


ひとこと









カレンダー(月別)

12 ≪│2020/01│≫ 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

最近の記事/コメント

月別アーカイブ

リンク

ブロとも一覧

ブロとも申請フォーム

最近のトラックバック

ブログ内検索

ただ今…

現在の閲覧者数:

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSフィード

くにとり

カテゴリー

Copyright © 雲隠