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最近のハマリ物

友人から、浦沢直樹の『20世紀少年』を全巻一括で借りてきました。

最近映画化もされたし、本屋ででかいポップがよく出ているので、気になっていたんです。
前に同じ子に同氏の『MONSTER』を借りたのですが、これも面白かったですからね。

やっぱり、人気なだけあって面白い!
読み始めると、止め時がわかりません。
謎だらけなお話なので、少しづつ明らかになってゆく事実がもう気になって気になって、一冊読み終わると、もう次の巻を開かずにはいられないのです。

主人公に華がないかなあ、という印象がなくもないのですが、だんだんと味が出てきます。
かつて少年だった、いい年したおじさん・おばさん達が主人公。
1巻目はどうかな…と思いましたが、段々と勢いが出てくるともう。ページを繰る手が止まらないです。

浦沢さんの作品、私は先程の『MONSTER』しか読んだことが無いのですが、このモンスターと『20世紀少年』って結構似てるのかな~と思います。
舞台がドイツと日本で違うし、主人公に始めから幾人か仲間がいるかいないか…という違いもあるので、作品全体の雰囲気は当然違うんですけどね。


とてつもない大きな“カリスマ”がいて、その正体は謎。顔も素性もわからない。
しかし、主人公のとても近くにいて、深く関りのあった人物。

その“カリスマ”は、その地域全体、国家全体、果ては世界までもを巻き込んで多数の信奉者と大きなムーブメントを起こす。とてもスケールの大きなお話であること。

そして引き起こされる殺戮劇…
仲間も、いいキャラも、どんどん犠牲になります。感情移入しているところに持ってきてこれ…って、読んでいると結構ツライのです…

過去と現在の激しい交錯…自分達の記憶を辿って、調べていくうちにすこしづつ明らかになってゆく事実。

“カリスマ”を追う人物は、主人公ともう一人、少女。
この少女もまた、“カリスマ”と深く関りのある人物であること。


こんなところかな。「似ている」と思う部分は。
まだ全部は読んでいませんけれど。


『MONSTER』よりも此方の方が、個人的には好きです。
私は「仲間と協力してゆく」系のお話が(ジャンプか)好きなので、『20世紀少年』の、幼馴染の仲間が集まって協力する…という辺りが好きです。小学生の頃の彼等…1970年代と、もうすっかり大人な2000年代の彼等。かつては同じ学校の同級生だった“ともだち”に対抗して、バラバラになってしまい、生死も不明だったその仲間達が、再び少しずつ集まってゆく過程、いいですねえ。
それと、全体的にそれほどまで暗さが無い点。中盤から出てきた小泉響子ちゃんとか、終始シリアスばかりでないのが、ほっとして疲れなくて良いです。

しかし、いい人物も容赦なく犠牲になってしまうので、ハラハラしっ放しです。
ちょっと見た目が弱そうだったりすると、もう次の犠牲者になるんじゃないかと心配で心配で…
弱そうでなくても、亡くなるキャラが多いですからね。とりあえず、主人公以外の人物は、いつ亡くなってしまうかと凄く心配になるんですが;
暗殺者やら正義を守る外見をしていて実は悪人とか、そんな場合も多いので、油断できません。

黒幕の正体だと思った人物が実は違って、また別の人物。
そしてまた別の人物が浮かび上がると、それも違って、更に意外な人物の名前が…
今読んでいる巻まででは、現在の黒幕が誰であるのか不明です。もうねえ、続きが気になるったらありません。ほんと、誰なんだ…!

ちょっと良い話、が各所に織り込まれているのも素敵ポイントですね。『MONSTER』も同じく。
ちらっと出てきた人物にも過去があって、人との関りの中で浄化されてゆくような。
それがじーんとくるんです…そのすじの人上がりの神父のお話には、特に涙。作品中の小ネタも、侮れません。



あと、ちょっと思ったのが、浦沢さんの漫画のコマの場面の描き方、映画的というか映像的というか。
差し出された悪役の手が、そのまま次の場面の別の人物の手に繋がっているような場面って、映画とかでよくあると思うのですが、そんな感じ。
他の漫画では、あんまり意識したこと無いですが、浦沢さんのはなんとなくそんな印象を受けました。


作中キャラクターでは、響子ちゃんが唯一(?)、普通の最近の女子高生なので、出てくると何だか安心します(笑)可愛いです。
毎度感心するのは、人物の顔。特におじさん、おじいさんの表情がリアル!こんな人いるよね~、という、リアリティある顔立ち、表情が凄い。泣き顔なんて見ると、こっちまで泣けてくる。
絵を描くとき、美形とか整った顔立ちってのはまだ描きやすいもんだと思います。しかし、味のあるおじさんの顔って、描くのがとっても難しい気がするんだよね。少なくとも、私はそうなんで…。


まだ続きがあと4,5冊あるのですが、早く読んでしまいたい反面、読んでしまうのが惜しい気持ちも強くあります。うーん、どうしよう。


交換で貸した漫画が『魁 クロマティ高校』…しかも4冊のみってねえ。クロマティはそれだけしか持ってないんで仕方ないんだけど。それと清水玲子さんの『秘密』も入れときました。
実はくだらないギャグ漫画、結構好きなんです…


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Author:雲隠
本、音楽、漫画、アニメ、ゲーム、歴史が好きな社会人。

L'Arcから始まりまして、ヴィジュアルな音楽に興味があります。

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最近はemmureeが熱い。

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