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名場面を振り返えろう …再び『覇王別姫』で…

しつこく『覇王別姫』ネタで。



あーー!!
また公開設定で保存してしまってた!まだ文章直そうと思ってたのに…
眠いとダメです ね…



特に映画を好んで観なかった自分には、衝撃的な作品でした。
中国を舞台にした作品に馴染みがないので、映し出される風俗の質素さ、なんてのも印象的だったし、最初から衝撃(痛そうな意味で)シーンの連発で、トラウマ物。むしろ怖かった…!
主人公達が成長してからの、それぞれの愛憎入り乱れる様と、時代の流れに翻弄され、なおも乱れ壊れて行く関係。そして最期。

人物の生き様や、人間関係だけではなく、そこへ通る大きな時代の流れ…が、物語を一層深いものとしている気がします。大きな“時”の前では、人間の人生なんて小さいものだというか。人の人生は、その背景である“時代”に乗せられてているものに過ぎない、というか…。

色々考えてしまうんだよねえ…。
映画をぱっとみただけでは、歴史が絡んでくると結局難しくてよくわからない所があって、時代背景勉強しないとなんだけども。ここでそうしてそうなるの?と思う部分も少なくなかったし…特に終盤は。

お話だけでなく、役者の演技や(子役も素晴らしかった)、表情で見せる感情の動き、京劇の華やかな舞台の様子の美しさ、音…などなど、映像と音で伝える、映画ならでは(というのはおかしい表現かもしれんですが)の良さを知った気がしました。



それに!

綺麗な男の人が、お化粧をして着飾って女性のような姿になる、みたいなのは、やっぱり女性…中でも、ヲタ的気質を持ってる人ならば、人一倍心惹かれてしまう部分があるんじゃないかな!?
日本にはなんせ、玉三郎さんとか歌舞伎での伝統があるし。
最近ではV系バンドなんてのも…ね。自分は、好きなんですわ。
hydeの美しさもそうなんですが、女性でも男性でもないという、そんな所が、妖しい魅力を感じさせます。自分が長髪好きなのも、フツウに短い男性には無い色っぽさとかを感じるわけで…ああ何言ってんだろ。あ、長髪ったって似合う人限定ですよ…大河のGackt氏とかhydeとか2次元とか(ヲイ…)


そういう意味でも、この作品は衝撃でしたね。レスリーが美しかった。
顔かたちだけではなく、視線、仕草、立ち居振る舞い、そういうものが全て優美なんですもん。
ちょっとした手の動かし方や、目の表情、どれもはっとする美しさを感じます。

皇なつきさんの漫画の後書きで、この映画を知ったのが切欠でしたが、皇さんの漫画さながらな美しい人物や舞台がここにあったのも、驚きでした。映画見て漫画読むのも、また一興。


普段、ネットラジオ代わり位にしか動画サイトは使わないのですが、調べてびっくり。
動画サイトで結構アップされていました。こんなにあったとは~!
mixiの日記でも少し書いてたけど、どうにも我慢できないのでここでもちょっと載せてもいいですか…

こういうのは色々まずいと思うので、折り返しておきます。


ということで、名場面を振り返ってみようー!

その1

小楼と蝶衣のコンビで“覇王別姫”。北京で人気役者となった2人。2人の最も良い時期だったのかも。特に、蝶衣には。パトロンとなる袁氏が、いつもの無表情でジッと眺めてます。毎度怪しいですね。
いつか本物の京劇『覇王別姫』を観たい!



その2

蝶衣と小楼。
この2人の距離感、じゃれ合い…恋人同士のよーな。蝶衣が特に幸せそうです。
「一生、一緒に芝居をして」と、切に願った蝶衣は、こういう日々が続くのを望んでいたのでしょうね。
物語の最後を観てから、こんな場面を改めて見ると…涙




その3

これです。衝撃の化粧シーン。
筆を動かす仕草、表情…初めて見たとき、どきっとした。色っぽいです。自分の化粧とは大違い!(笑)
「兄さんには、いい人がいるの?」
「今度一緒に遊びに行けば、お前にもわかるさ…」と小楼。憤慨する蝶衣。

そして、自分の切なくてとても好きなシーン。
小楼の椅子に取りすがって、

「兄さん、ずっと僕の側にいて。一生、一緒に芝居をして…」
一年でも、一ヶ月でも、一日でも一時間でも欠けたら、一生とは言えない

凄い告白じゃないですか。




その4

日本軍に捕らえられた小楼を助けるため、外出の用意をする蝶衣。そこへ、やはり小楼への助けを頼むために、小楼の妻・菊仙が蝶衣を訪ねてきた場面。直接対決、的な…。2人のやり取りがアツい。

この後、「小楼を助けてくれたら、あなた達には今後近付かない。」という菊仙の言葉を受け入れ、「君が言い出したんだからね」と小楼を助けに出かける蝶衣。
…しかしこの言葉は、守られることは無いのでした…

お化粧をしていない蝶衣の、楚々とした美しさ。そして仕草が女性っぽい…!
菊仙も好きなんですよ。小楼と蝶衣の仲を裂こうとする意地悪な役に見えるけど、彼女はただ、普通の家庭を持って、普通に幸せに暮らしたかっただけなんですよね…。




その5

蝶衣が昔拾い育てた小四が、蝶衣を凌駕しようとするシーン。小四は蝶衣の代わりに虞姫として舞台に立ち、小楼が覇王として出てゆこうとする場面。蝶衣は、覇王の支度をした小楼に頭飾りを被せ、舞台へと送り出します。楽屋に残された蝶衣が切なすぎる…!
菊仙に掛けられた衣を払い去る姿はしかし、毅然として美しいのです…

そして、豪華な衣装を着けた役者がずらりと並ぶのは壮観です。





番外編

これだけでもかなり網羅されてる。歌もレスリー・チャン。いい歌です。
何度観ても映画を思い出して切なくなる…。途中痛々しい場面もあるけど、最後の蝶衣の微笑、ほんと綺麗だと思うな…
全てを飲み込み、そしてここで終わりにしなければいけなかった。そしてそれが、レスリー自身の最期まで予感させるようで、より一層物語のドラマチックさを増しているようにも思う。
この物語で彼を知ったのだけども、しかしレスリー…残念すぎるよ!





辛い場面は、上げられませんでした。ラストへ向けて、胸が締め付けられるような展開で、思い出すのもなあ~;文革の辺りが凄かったです。革命によって、蝶衣・小楼2人の関係は粉砕されてしまった気がする。映画のラストは、原作小説とは大きく違うらしい。映画の方がやっぱりドラマチック。
幼少の頃も、1時間くらいあってこれも凄かった。蝶衣の子供時代を演じた子、美少年なのですが、あまりに細く、華奢で病的で、印象的でした。

並べて見ると、映画思い出すなあ。涙。


Comment

2009.10.24 Sat 15:51  |  初めまして

初めてお邪魔いたします。
「覇王別姫」に夢中な記事を拝見してとてもうれしく思っています。

私も「覇王別姫」を最初に見た時、ハマってしまって続けて繰り返しみてしまいました。寝ても覚めても映画とレスリーの事を調べていた記憶があります。
レスリーの映画でしたら、「ブエノスアイレス」はご覧になりましたでしょうか?ゲイのお話ではありますが、見方によってはいろんな解釈の仕方がありレスリーの役も性格悪いんですが憎めない素敵な役です。ぜひご覧になってみてください。

2009.10.27 Tue 01:54  |  コメントありがとうございます

>fuimeiさん

初めまして!コメントありがとうございます。

皇なつきさんという方の京劇の漫画が切欠で、『覇王別姫』を知りました。後書きでこの映画の名前を見て、じゃあ見てみるか~という程度の気持ちだったのですが、今ではすっかりはまってしまいました(笑)
一度通して見て、返す前にもう一度見ました。歴史や京劇の世界を描いたお話はとても迫力があって感動しましたし、レスリーの美しさに何より惹かれました。彼の演技や佇まいが素晴らしくて、一気にレスリー・チャンという俳優に興味を持ちましたね。今まであんまり日本の俳優でも興味を持ったことは無かったのですが。
私も、これからもっと色々調べて、彼の映画を観たいと思っています。

「ブエノスアイレス」はまだ観ておりませんが、とても気になっています。名前だけは、レスリーを知る前から聞いていたのですが…

>性格悪いんですが憎めない

そんな役どころだったのですね!うーん、ますます観てみたくなってきました。どーんとゲイのお話、なのがちょっと緊張しますが(笑)いずれは絶対観たいと思います。

ブログ、拝見させて頂きました。中国のお話や俳優のお話、勉強になりましたv またお邪魔させて頂きます。
それでは、コメントありがとうございました!

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本、音楽、漫画、アニメ、ゲーム、歴史が好きな社会人。

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